公認会計士試験に受かる人ってどんな人か
結論を先に書いてしまうと、以下の3つを持っていれば誰でも受かる試験かなと思う。
1.日本語の意味がわかる
2.四則演算ができる
3.続けることができる
どれくらい時間がかかるかは人それぞれ。
頭が良くないとダメなんじゃないか、すごく勉強ができないと受からないんじゃないか、常人離れした集中力が必要なんじゃないか、などなど、いわゆる”普通の人”では受からないと思われがちな気がするけど、そんなことはないと思っている。
1.日本語の意味がわかる
これはもうそのまま。難しい話では全くない。公認会計士試験は日本語で出題されるので(コンバージェンスみたいなカタカナは出てくるにせよ)、普通に日本語が読めないとさすがに厳しいですよというだけ。知らない単語もいっぱい出てくると思うから、それはその都度学べば問題ない。
2.四則演算ができる
公認会計士試験は、大きく分けるなら計算問題と理論問題に分けられるかなと思うんだけど、じゃあ計算問題はどんなものが出てくるのかといえば、足し算、引き算、掛け算、割り算がほとんど。
一部、数値がわからないからxで仮置きして〜というような問題もあるけど、算数の領域。数値以外の式が出てくると苦手意識が・・みたいな人もいるかと思うけど、これは問題を解いていけばなんとかなる。自分もなんとかなった。もし自分でなんとかならなかったら、先生に訊けばいいよという感じ。
選択科目で経営を選ぶと、β(ベータ)を使った式とかも出てくるけど、これもやっていればなんとかなる。自分もなんとかなった。なんせ、捻った問題が出た時点で埋没問題になるから、今まで解いた問題の解き方では解けなさそう・・となったらスルーでOK。公認会計士試験は解ききれない分量で出題されるから、見切りがすごく大事。
3. 続けることができる
おそらく、これが一番難しいと感じる人が多いのかなと思う。
今だと、ほぼ全ての人が強制もされないのに一日何時間もスマホを見ていると思うんだけど、勉強となると途端に毛色が変わってくる。その理由は単純で、スマホを見ていると面白い(もしくは面白いかもしれない)という期待があるんだと思うけど、勉強はつまらないし頭使うし疲れるし、という感じなのかなと思う。ポジティブな期待かネガティブな期待か、みたいにも言えるかもしれない。
実際自分もそうで、小さい時から勉強をしてこなかったのも、他に楽しいことがいっぱいあるのに、それを差し置いてまで勉強をするなんてとんでもない!と思っていた。
どうやって毎日継続させるのかみたいな話はここではパスするけど、正直、これさえなんとかなれば合格はできると思う。
毎日何時間でも勉強することができるなら、数年もやれば受かるだろうし、2日に1回数時間しかできないなら、毎日やる人よりも遅くなるかもしれないけど受かるだろうし。とにかく続けることが大事な試験。
目を背けてはいけないこと
基本的にはやれば誰でも受かるよと思っているのは本当だけど、時間がかかる試験だということは絶対に無視してはいけないことだと思う。
自分は7年かかって受かって後悔はしていないけど、その代償は小さくはなかったと思っている。
まず、長期間勉強だけしていたことによって、周りの人との時間の経過が大幅にズレる。
自分の場合7年の差がついているとシンプルに考えると、友人たちがその間に昇進していたり、結婚していたり、流行りのもので遊んでいたり、社会に疑問を持ったりしている間、勉強しかしていないので、ちょっとした浦島太郎みたいな状態。遊ぶ友達もガラッと変わり、昔からの友人みたいな人はだいぶ減った。これについては残る友人だけ残ればいいと自分は考えている性質なので、むしろメリットまであるかもしれない。人によっては大打撃かも。
次に、身体へのダメージ。
ちょっと頭に思い浮かべて欲しいんだけど、朝9時から夜9時まで勉強しているとすると、休憩時間を除いてもかなりの時間を机に向かっていることになる。それによって、体力の減少、勉強中の姿勢による身体の歪み、目の酷使、意識できない何かもあるかもしれない。
過度に勉強だけしている生活が身体にいいとはとても思えないので、行き帰りによく歩くとか、定期的に運動するとかは本当に大事だと思う。当時の自分に一声かけるなら、身体のことは気にかけろと間違いなく言う。
今自分に起きている現象としては、勉強期間中に視力が1.2くらいから0.1くらいまで下がっている。また、勉強中の姿勢が悪かったのか、強めな巻き肩にもなっている。痛く無いから気にしていなかったけど、その状態で筋トレをバチバチやっていたら、無理に動かしていたのか激痛になり、今は接骨院に通って治療をしている。
これで腰とか足をやっていたらと思うと、けっこう本気にビビるなと思う。
皆さんも身体はお大事に。
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