挫けそうになったこと
昨日は楽しかったことや嬉しかったことを書いたから、今日はその反対に苦しかったことや辛かったことを書こうと思う。正直、勉強関連で辛かったことはシンプルで、試験に受からなかったこと、ということに尽きる。
試験勉強している時の話をする機会があって、こんな生活でしたよと話すと、毎日そんなに勉強してすごいねとか、大変だったでしょうとか、(ただの相槌の可能性はさておき)言ってもらうことが多い。けど、慣れてしまえば毎日朝から夜まで机に向かうことに苦痛は感じていなかったように思う。7年もやってれば、生活ってそういうもんかなと思ってくるというのもあるかもしれない。
そんな生活の中で、辛かったことや苦しかったことを書いていくので、ほほうと思ったり、話を盛ったりする時の参考にしてほしい。
一番辛かったこと 親のスタンス
自分は実家からTACに通っていたんだけど、実家に恵まれたおかげもあり、衣食住に全く困っていなかった。朝ご飯と夜ご飯は家で食べるけど、昼ご飯はお弁当を母親が作ってくれていたので、それをTACに持ってっていた。
こうやって書くと、実際にもそうだけど、感謝以外に思うことはない。ありがとう以外に何があるかねと思うんだけど、当時は逆にそれが辛い時期があった。
会計士試験がどんなもんなのかを当然親はよく分かっていなくて、難しい試験なんだろうなというくらいにしか思っていなかったはず。
2,3年で受かる人や一発で受かる人も少なくない中、自分の息子はなかなか受からないけど辞めたいとも言わないから見守るしかないという感じなのかもしれない。
勉強開始1年目と7年目で態度がほとんど変わっていなかったように思う。この、親の態度が変わらないというのが、とても申し訳ないという感覚。
全然成績が伸びず、何か成果を残しているわけでもないから、傍目には何も変わっていないように見えていたはず。それなのに厳しい態度をとるでもなく、ただただ毎日のことをこなしてくれて、お弁当を作ってくれるというのが堪えに堪えた。勉強期間中に伸び悩んでいたピークの時は、お昼ご飯を泣きながら食べていた時もあった。親に申し訳なさすぎると。
かといって、そこを境目に急激に成績が伸びるわけもなく、あの時は一番苦しかったなーと思う。
その次に苦しかったこと 試験に受からない
これはもうわかりやすくて、何回も何回も試験に受けているのに全然受からない。と思えば、一緒に勉強を始めた人はだんだん受かっていったり、なんなら後から始めた人も先に受かっていく。
比べる人が周りにいないなら苦しいこともなかったかもしれないけど、目の前で見てしまうと、やはり複雑な気分になる。最初の頃は自分だって!という感じに発奮もしていたけど、あまりにも続くとそうは思えなくなってきた。毎日疑問。自分と他人で何が違うんだろうと思うことがすごく多かった。
疑問に感じた結果やったことは、とにかく人の真似をしてみた。勉強方法やスタイルなど、周りの人を参考に色々試してみた。一日の行動を真似してみたり、勉強方法を真似してみたり、勉強する順番を真似してみたり、真似できそうなところは一通りやった気がする。
同じことを(見える範囲で)同じようにやっているのに結果が違う。そのことにまた疑問が湧いて、また真似してというループにハマった。成績が上がっていって、短答にも受かってーという頃にはだいぶ薄まったけど、結構長い間苦しんでいたのはよく覚えている。
もしも令和の今だったら
自分が当時勉強していた頃はスマホが出始めたくらいの時だったので、SNSがそんなに浸透していなかった。Facebookがあったくらいだったような感じの頃。youtubeもまだなかったか知らなかったし、ある意味誘惑があまりなかった時期。
今や時間を消し飛ばせるコンテンツが山ほどあるから、今勉強している人は大変なんじゃないかとよく思っている。その反面、調べればなんでも出てくるから、そこはメチャメチャ便利だなとも思う。
自分をうまく律することができれば凄まじい武器だし、扱いきれなければ足枷。世界中の人と簡単に比べることができてしまうから、ネガティブになる速度も桁違いなんだろうと思う。
便利な時代と捉えるか恐ろしい時代と捉えるか、はたまたその両方か。レバレッジの効きがどんどん強くなっているなと思う今日この頃。
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