勉強開始前
はじめに断っておくと、公認会計士のことはほぼ何も知らないで勉強を始めている。
そんなバカなと思うかもしれないが、ホント。
どれだけ知らなかったかというと、
試験科目が複数あることはもちろん、電卓を使う試験ということさえ知らなかった。
当然、仕事内容も知らない。
試験日も合格率も知らない。
事前に知っていたのは、三大国家資格の一つということ。
それだけ。
右も左も分からないとはよく言ったもので、
どこに進めば合格に近づくのかも分からないからまずは調べた。
公認会計士の資格はみんなはどうやって取ってるんだいとYahooに訊くと、
専門学校に通いなさいと。
へーと思いながら、勉強をしてこなかった自分が、あえてつっぱって独学を選択する理由もなく、まずは申し込んだ。
そもそもなぜ勉強を始めたのか
そもそもなぜ急に勉強を始めたのかというと、
ある日突然、このままでは自分はダメになるなと思ったから。
当時の自分は、いわゆるフリーター生活をしていた。
やりたい仕事もわからず、大学を卒業しても就職はせずにバイトに明け暮れる毎日。
働くのは好きだったので、バイトを掛け持ちしながら忙しくもゆるゆると過ごしていた。
そんなある日に、こりゃいかんなと、ふと思った。
あ、これはダメになるコースに入っているなと。
既にダメなんじゃないかと微塵も思っていないあたりは、我ながら太いなと今でも思う。
家にも恵まれ、友人にも恵まれ、バイト先にも恵まれ、楽しいことだけをする生活を許してもらってきたことの反面、”努力をする”ということを一切やってこなかった。
今までやってこなかった”努力”をしてこの状況を打開しようと思ったのがきっかけ。
努力とは
努力。
当時の自分の考えだと「歯を食いしばって何かを成し遂げる」というイメージ。
歯を食いしばるというのなら、嫌で避けてきたことになるよなーと。
となるとやっぱり勉強しかないよなと思った。
今から勉強をするのなら、資格試験がいい。
どうせ目指すなら超難関資格と呼ばれるものがいい。
そういえば三大国家資格というのがあると聞いたことがある。
医者・弁護士・公認会計士
医者はどうだ
医者か・・・
なった友人も目指している友人もいないな。
ブラックジャックを必要以上に読み込んだ自分には、仕事のイメージはバッチリ。
確か医者になる大学に行かないといけないはず。
ただ、今から大学に入り直すのは時間がかかりすぎる。
それにお金もめちゃめちゃかかるという噂だ。
医者はダメだ。
弁護士はどうだ
次は弁護士か・・・
なった友人も目指している友人もいないな。
弁護士のなり方は知らないけど、小説やドラマでフワッとは仕事のイメージが湧くな。
お仕事は何されてるんですか?弁護士です。
困っている人を助けるつもりが助けられてばっかりですよ。
こんなやりとりは悪くない。
一回くらい言ってみたいセリフだった気もする。
いったん保留だ。
公認会計士はどうだ
最後は公認会計士か・・・
なった友人も目指している友人もいないな。
そもそも会計士って何者だ。
何の仕事をしているのかもさっぱりわからん。
でも、三大国家資格に数えられるんだから、まあすごい資格なんだろう。
勉強キャラでもない自分が公認会計士になったら、これは面白いかもしれん。
これはありだな。
なぜ公認会計士だったのか
とまあ、当時の自分が思っていたことを書いたが、端的に言うなら、
なんの仕事をしている人なのかよくわからなかったから。
ということになる。
またまたYahooに訊いてみると、どうやら受験資格もないらしい。
これだ。
こんな動機で公認会計士を目指す輩が大勢いるとは思わないが、
中にこんなヤツが混じっていてもいいだろう。
と、そんなことを思った。
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