【監査法人の仕事風景】 バラエティに飛んでいる 2025/4/13

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監査法人勤務の一日はどんなか

これはあくまで自分の場合。

身勝手に動けるかという自由度の高さを表すと

在宅>事務所>繁忙期>往査

という感じになる。

チームの状況にもメンバーにもよるけど、楽しい順で表すと

事務所>往査>在宅>繁忙期

こんな感じ。

中長期的にメンタルを保てるかどうかで表すと

往査>事務所>在宅>繁忙期

こうなる。

ちょっとそれぞれを書いていく。

往査の場合

よくあるパターンがこれだったんだけど、往査の時のざっくりした一日は、

【9:30】会社のエントランスでチームの人と待ち合わせ or 会社の会議室に直接出社

【11:30】チームで早めのお昼

【17:00】チーム全員一斉に帰る or やること終わった人からバラバラと帰る

こんな感じだった。

待ち合わせてから会社に入るケースは、会社の規模が超でかい所以外ということが多かった。売上の規模感で言うと、数百億円〜数千億円とかかな。人数規模で言うと、数百人とかのイメージ。

会社の会議室に直接出社するケースは、会社の規模が超でかい所。売上の規模感で言うと、一兆を超えるような会社。人数規模は数千人とかのイメージ。

あくまで自分が関与していた会社のケース。

特徴的だなと思うのが、チーム全員でお昼に行くことと、ある時間になったらチームみんなで一斉に帰る所。昔からの慣習だって聞いてるけど、その昔は会社の人とお昼に行ってたって言うから、その名残なのかもしれない。

会社から出たらそのまま家に帰るのかと思いきや、その後に事務所に行くとことも結構多かった。不思議な言い方だけど、事務所から会社に来たわけではないのに、”事務所に帰る”って表現をする人が少なくないなーと思った。聞いてる内に自分も馴染んで使うようになってた。

事務所の場合

事務所のざっくりした一日は

【10:00】事務所到着。フリーアドレスだから、いつもの席かその周辺に座る。

【11:00】同期とか中良い人が居れば一緒にお昼

【22:00】後ろの終わりもないし、自分を管理する人もいないし、だいたい常にやることも多いしで、こんな時間になることもしばしば。

事務所の良いところは自由なのに人の目があるところ。居心地の良いカフェをグレードアップさせた感じに近いかも。

飲み物は自由に飲めるし、トイレは綺麗だし、椅子は良いのを使っているし、気分によって席を変えたりフロアを変えたり、予期せぬ人とばったり合ったり、なんやかんや良い場所だなと思う。

反対に悪い面は、自分で圧倒的に強い意思でも持たないと、ついつい時間が経ってしまうことかなと思う。基本的に皆複数チームを担当しているから、やることがない日なんて無いし、なんなら常にやることに追われている。

今日は予定があるから、なんとしてでもこの時間までに終わらせなければと思ってやってると、良いパフォーマンスを出せたりする。会計士試験にも通じる話だけど、これを毎日出せる人が短期間で受かっていくんだろうなと思ったり。自分の性格を知るのはとても大事だなと思う。

在宅の場合

これはもう、なんと言っても自由ということに尽きる。

アサインがある日で、朝と夕方にミーティングがあるチームならいざ知らず、作業びとして確保している場合はもう完全に自由。フリーランスの人ってこうなるのかなと思った。

基本的に月の残業時間はMAXまでいくから、打刻は生存確認みたいな感じになっていく。

朝起きる時間も自由だし、どの会社の作業からやるのかも自由。途中で昼寝をするのもアリ。だからこそ自分を律することができないと地獄になる。向き不向きが出るなと思うスタイル。

監査は仕事量が半端じゃない上にPCさえあれば仕事ができてしまうから、仕事がエンドレスで続く。10時に起きて仕事を始めて、日付変わって1時くらいに切り上げて寝るまで、椅子の上に座りっぱなしなんていう日も珍しくない。

こんな生活であれば椅子は良いのを買おうと思って、めちゃめちゃいい椅子を買った。オカムラのコンテッサII(セコンダ)という椅子で20万円くらいした。椅子に20万円は正気の沙汰ではないと思ったけど、これは買ってよかった。今でももちろん使うし、満足度はずっと高い。この椅子は最高すぎるから、また後日に書きたい。

あと、家から出る必要がない仕事だから、生活サイクルの中に運動を組み込まないと大変なことになる。体がバキバキになってしまう。ストレスも多いから、人によっては太るしメンタルにも影響が出る。

行ける時だけジムに行っていたけど、繁忙期とかはもうどうにもならないから、ある時を境にむりやり毎日ジムに行くようにした。仕事して、その途中でジム行って、帰ってきてまた仕事。このサイクルは自分に合ってた気がする。

繁忙期の場合

繁忙期はもうどうにもならない。一日のやることは仕事か寝るか2択。趣味の時間は強い意思を持って取り組まないと取れない。

仕事して毎日が溶けていくだけだから説明できることは何もなくて、ただPCを叩いているばかり。

そんな繁忙期を快適に過ごすには、もう、人間らしい生活を諦めるのが手っ取り早いと思う。繁忙期中は全てを諦めて仕事するマシンになる。

監査法人入ってまもない頃に、同期で繁忙期中に彼女を作ってたやつがいたけど、これには尊敬しかなかった。ポイントなのは、前から仲良かった子と付き合ったんではなくて、出会いから付き合うまでが繁忙期中に行われたこと。こいつのバイタリティは半端じゃないなと恐れ入った出来事だった。

繁忙期中に唯一面白いなと思うのが、ランナーズハイならぬオーディットハイみたいな状態になること。毎日毎日やることが凄まじい勢いで溜まっていくんだけど、ある所を境に急に楽しくなってくる。別に仕事のクオリティが急に上がるわけではないから、周りから気づかれるようなものではないんだけど、何連勤でもできるぜって感じになる。

まだ36協定が厳しくない頃、35連勤して、1日休みの日に朝から公園でバーベキュー、その後また20連勤して1日休み、それでまた連勤。みたいなスケジュールの繁忙期があった。オーディットハイになっているから繁忙期中は何故か元気で、繁忙期が終わると毎回体調を崩していた。

まとめ

働き方は自由度高いけど激務。というのが大手監査法人の働き方かなと思う。苦しい面は辛い面もたくさんあるけど、楽しい面も結構多かったなという印象。

自分の性格とかスタイルを鑑みると、監査法人で完全在宅だったとしても週に2日くらいは出社するだろうなと思う。そうしないとメンタルフィジカル共に持たない。自分の場合、健康に過ごすにはある程度人と接しないといけないんだなというのがよくわかった職場だった。

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