スケジュール
成績が伸び悩んで勉強が長期化していくと、いったい何が原因なんだろうとついつい考えてしまうと思う。勉強方法なのか、予習をしていないからなのか、復習方法が悪いのか、生活リズムが悪いのか等々。
その中で、人によってまちまちだというのは知っているけど、他の人の一日の勉強スケジュールってどんなもんなの?と自分は思っていたので、スケジュールについて書いていく。
この試験、長くても2,3年で受かる人が多いので(個人的に知った範囲では)普通なら最初の一年あたりが序盤になると思うけど、自分の場合は短答受かるまでの四年を序盤とする。中盤は論文二回目受験まで、終盤は最後の一年。
勉強開始序盤
結論としては、序盤の中でも最初の一年は、本当に授業を受けて復習していただけ。というかそれ以外の時間は取れなかった。一日2コマの授業の日も結構あり(1コマは3時間)3コマなんてあった日には授業を受けるだけでヘトヘト。
終盤の頃の勉強方法が効率良いのかはわからないが、最初の頃は効率の良し悪しどころか復習方法もよくわかっていなかったので、初っ端から完全に手が回っていない状態だった。
授業受ける→復習する→ミニテスト受ける→なんかイマイチ解けない→でもまた次の授業受ける→前回の授業の復習が終わってないけどまたミニテストを受ける→前回以上に解けない→また・・・
という繰り返し。
借金が雪だるま式に膨らんでいくというのは、こういうことなのかもなと思ったりもした。
一年目はこんな感じであっという間に消え去った。
二年目は、一年目に一回全ての論点を触っているんだから多少のアドバンテージはあるはずと思って臨んだけど、予想以上に積めていなかった。
なので、二年目も様々なことを模索してはいたが、授業は全部受けていたし、スケジュールとしては一年目と変わらない。これは三年目も同じ。
少しだけ変わったのは四年目あたりから。
結果的にはこの年に短答を受かるんだけど、このあたりからは全部の授業を受けてはいなかった。
三年目までは、授業5:自習5くらいだった気がするけど
四年目は、授業2:自習8くらいだったと思う。
側から見れば、もう分かっている論点の授業に出る意味はなんなの?と思うかもしれないけど、本人としてはどこまで分かっていれば理解したことになるのかがよく分かっていないから、まだ吸収できることがあるはずと思って受けている。
この時期はあれこれ試行錯誤をしている迷走期でもあった。
迷走しているエピソードとしては、試験範囲が膨大で追いつかないなら勉強する時間を長く取ればいいじゃんと思って、6:00~22:30くらいまでやっていた。
当然、こんなに長い時間集中できるわけもなく、長時間の昼寝も入るし、テキストを読んでたつもりが眺めていただけになり、しまいにはテキストを見ながら全然別のことを考えてる。
効率も悪ければ効果的でもない、ど根性だけはあったなーと思う時期。
勉強開始中盤
中盤は論文二回目を受けるまで。
この頃には、遅まきながら自分の勉強スケジュールはだいぶ固まってきていて、授業はほとんど受けていない。そのためほとんどの時間を自習に充てていたので、毎日のやることが固定化されつつある時期だった。
この頃は全科目を毎日触るというスタイルだったから、理論・計算・理論・計算みたいに交互に組んでやっていた。
迷走期からも脱却しつつあり、勉強時間は9:00~22:30とか。
加えて、ランナーズハイならぬ、勉強ハイみたいな状態でずっと突っ走ってきたけど、さすがに体調が悪くなり、週に2回ほどジムに行って体を鍛えていた。
ジムに行く日は17:00頃に帰るので、いつもなら勉強しているはずの5時間ほどを巻かないといけない。となると、自然、いつもより集中して取り組める。
ジムに行き始めた頃は勉強時間が減って不安だなという側面が強かったけど、数ヶ月経つと、なんかジムに行く日の方が成果が出てる気がするぞと思うようになってきた。自分に合わない度が過ぎた勉強ばかりやっていても成果が上がらないんだなと気づき始めたのもこの辺り。Majorの海堂高校編の吾郎くんのようなエピソード。
今なら、そんなのそりゃそうじゃんと思うかもしれないけど、あらゆる情報がこんなに簡単に入手できる現在ではともかく、当時はyoutubeなんかもなかった。皆各々の経験則や見聞きしたことを軸に勉強をしていたように思う。
筋肉痛がおさまらないと次のジムの日が来ないので、むしろ早くジムの日が来ないかなとよく思い、メンタルも落ち着きを見せていた時期。
勉強開始終盤
最後の一年は、当初から比べると格段に成長したなと思う。
勉強時間でいうと、9:30~20:30くらいになっていた。だいぶ肩の力が抜けてきたというか、自分に丁度いい勉強時間や勉強方法がなんとなく分かってきた時期。
ちなみに、受かった今でも自分に一番合った勉強方法というのは分からずじまい。きっとこれなんじゃないかなという程度の感覚。しかもそれも、一日勉強していて良いという状態での勉強方法だから、働いている今に合った勉強方法というのはもっとわからない。
働きながら勉強している人のことを、当時もすごいなと思っていたが、今となっては次元が違う感度ですごいなと思う。これを真似するには余程の覚悟がないとできんなと思う。
同時期に勉強を始めた人らは、自分の勉強方法というのが分かっている風だったので、ここに来るまで(専門学校に来るまで)どれほど勉強してきたんだよと恐れ入ったのはよく覚えている。
つくづく、場違いな場に踏み込んでいるなと思う。
まとめ
最後にまとめようと思ったけど、これは一言ではまとめられない。最初と最後で考え方もやり方も変わり過ぎている。
当時のことを思い返しながら書いて、なぜこんなんで当時は受かると思っていたのかはもうわからないけど、不向きでも続けてさえいれば、やってさえいれば、それなりにモノにはなるんだなと改めて思った。
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