短答式試験
自分の歴史ばっかりつらつらと書いてもと思うので、試験について書く。
歴史はまた後で書きたい。
まずは一次試験の短答式試験について。
公認会計士試験を受けてる人や、受けてみようかなと思った人、勉強している人が自分の周りにいる人なら知っていると思うけど、公認会計士の試験は、短答式と論文式の二段階の試験になっている。
ちなみに自分は短答式試験を7回か8回受けている。
もちろん連続受験。
短答式試験の全国模試で1桁の順位を取ったこともあるけど、その年は落ちた。
確かその翌年に受かった気がする。
その話はまたいずれ。
受験科目
一次試験は、短答式の問題を一日かけて受験する。
受験科目は4つ。
9時から18時というようなスケジュール。
財務会計論(計算と理論)200点
管理会計論(計算と理論)100点
監査論(理論のみ)100点
企業法(理論のみ)100点
自分が受けた頃は管理会計論と監査論がセットになっていて同じ時間に解いていたが、今は別々にやっていると聞いている。
当時の主流は、試験開始30分ほどで監査論を解いて、残りは管理会計論に充てるというものだった。
だから試験開始直後に電卓を叩き出す猛者がいると異様に目立っていた。
財務会計論
財務会計論は、短答論文通して公認会計士試験全体のメイン科目と言っていいかもしれない。
上でも書いたように、財務会計論だけ得点配分が大きいため、ここで差をつけられると苦しい。
そんな科目だから、ここに力を入れない人はまずいない。
当然自分もかなりの力を注いだ。
財務会計論(計算)の短答式試験で今パッと思い出すのは、特商(特殊商品売買)が嫌だったなーというのがダントツ。
特殊商品売買というのは、未着品販売、委託販売、使用品販売、割賦販売とかの、ちょっと特殊な販売方法のこと。
何が嫌かって、種類も複数あれば処理方法も複数あってややこしい上に、論文ではまず出ないと言われていること。
全てわかっていればパズルを解いているような感じで楽しいけど、一つでもあやふやになったら、ただのストレスの塊。
受験1年目であれば切っても構わないと思うし、むしろ切った方がとも思うが、
(特定の論点をやらないことを”切る”と言っていた)
自分くらいのベテラン短答勢ともなると、こう考え出す。
こんだけ受からないんだからさ、そろそろ特商もやった方がいいんじゃない?
次の試験で出題されるかもしれないよ。
でもこんな所に力を入れるくらいならリースとか減損とか、やるところなんて幾らでもあるし。。
いやでも、もし出た場合に8点取れるのはかなりでかいでしょ?
そりゃそうだけど、出なかったら地獄よこれ。。
ツブシも効かない特商なんかやって本試験では出なくて、絶対取らなきゃいけないストックオプションとか取りこぼしたらもう。。
特商は問題じゃなくてただの紙のデザインだから。5分時間をもらったと思ってめくるだけが正解。
とまあ、こんなことを考えた結果。
中途半端に少しだけやったけど、取れそうな問題としては出題されなかったか、結局試験には出なかったような気がする。
当時の自分に一言伝えるなら、
ニッチな論点は、触るか徹底的に仕上げるかどちらかに振り切れた方が良いよ。
ではなく、
優先順位を間違うな。色気を出すな。先生の言うことを素直に聞け。特商はめくれ。
という感じですかね。
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